この記事では「真・三國無双 ORIGINS 第四章 孫策、江東に起つ 劉備、下邳に惑い 曹操、官渡に雌雄を決す (魏ルート)」のストーリー感想を書いていきます。
以降、ネタバレが含まれておりますので、閲覧の際はご注意ください。

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宛城脱出戦
張繡の降伏は偽りだった。
曹操は城内で襲撃を受けている。
曹操を無事に脱出させよ。
(ゲーム内の説明より)
魏ルートでも、ここで主人公が衣装チェンジします。
とはいえ曹操軍の面々であれば衣装が変わったぐらいで反応はしない……かと思いきや、意外にも夏侯惇が「新しい装いを敵に見せてやるのは、もう少し先になりそうだ」と触れてくれました。

主人公にまで面倒見が良いあたり、惇兄と呼ばれているだけあります。
そして主人公が加入してすぐ、敵対勢力であった張繡が降伏してきます。
ついにこの時が来てしまった……。
参謀の賈詡を連れ挨拶に来た張繡は、曹操だけを怪しげな宴に誘います。
すると張繡の才を低く見たのか(by夏侯惇)、曹操はビックリする程あっさりその誘いに乗ってしまいました。
呉ルートで判断の早さを逆手に取られてしまった曹操ですが、ここでもそれが裏目に出ていたようです。

一応「そうでもしなければ張繍の思惑を知る事が出来なかったから」と力ずくのフォローは入れてくれます。
とはいえこのまま単身で赴くのはさすがに郭嘉が止めたため、護衛として典韋がつけられました。
辛い。
そして曹操が城に入ったところでいよいよ張繡が反乱を起こすと、典韋が退却路を守ろうと門を閉じて奮戦します。
ここから典韋を救えるとしたら、とりあえず片っ端から敵を倒して門をこじ開けるしかない!と思いゴリ押ししましたが、敵を倒し尽くしても門は開かず。
そのまま典韋は矢の雨を受けて死亡してしまいました。申し訳ない……!

白鸞がまったく絡んでいなさそうな死亡パターンは初めて見ました。
しかし典韋のおかげで曹操は退却に成功し、張繡と賈詡を捕縛します。
ここで曹操が2人をどうするか許褚に尋ねると、「憎いけれど、典韋が好きな曹操は復讐心にとらわれないはずだ(要約)」と答えられたのもあり、2人は以後曹操軍に加わる事となりました。
曹操がいきなり許褚へ意見を求めたのは、典韋の意思を継ぐ者として扱っているからなのか、それとも許褚であれば「典韋の仇を許す」という選択を後押しをしてくれると信じたからなのでしょうか。

もし許褚が「許さない」と答えても処刑しなさそうではありますが、息子まで殺されたのもあり、決心が揺らいでいたのかもしれません。
小沛逃亡戦
劉備の頼みを容れ、
曹操は小沛へ援軍を差し向ける。
呂布軍を退け、劉備を救援せよ。
(ゲーム内の説明より)
典韋を失った悲しみから抜け出せない内に、呂布軍に攻撃されている劉備から主人公に救援要請の書簡が届きます。
黄巾の乱での劉備との親交が、ここでストーリーに活かされてきました。

主人公が魏にいないルートの場合は、誰に助けを求めていたのか地味に気になります!
しかし郭嘉は、劉備と呂布が対立し、主人公へ助けを求める所まですべて予測済みだったらしく、既に動き出していました。
あまりにも天才すぎる。
主人公も救援に向かうと、なんとそこには既に片目を失った夏侯惇が。
てっきり今作でも矢に目を受けるシーンがあるのかと思いきや、カットされていました。

オリジンのストーリーなら、この場面もドラマティックに仕上がっていそうだと思っていたので、ちょっと残念です。
ちなみに郭嘉に片目で戦えるのか尋ねられた夏侯惇は「俺が失った目の働きは、こいつがしてくれよう」と急に主人公へ厚い信頼を見せてくれます。
ストレートにいつも信頼を言葉にしてくる呉ルートと違い、簡潔なやり取りが多い魏ルートの面子からその手の言葉を向けられるのはなかなか慣れないですね。

絆イベントになると更にとんでもない言動をする武将も現れるので、魏ルートは常に油断出来ません。
下邳の戦い
曹操は劉備の軍勢を受け入れ、
いよいよ呂布の討伐に乗り出す。
下邳城を攻略し、呂布を討て。
(ゲーム内の説明より)
第二章から因縁が続いた呂布と、ついに決着をつけます。
過去作と比べると呂布軍内での掛け合いは少ないものの、今作の呂布は他者が持つ個の強さも尊重する傾向があったせいか、陳宮・張遼のやり方に口出しをせず、好きなようにやらせていた印象が強かったです。
臣下側も、張遼は変わらず呂布を武人として、そして主君として慕い、陳宮は呂布が討たれるその瞬間まで彼の勝利を信じたりと、非常に良い関係だったように思えます。

ここまで良好だったのは7の呂布軍Ifルート以来かもしれません。
そして今作における呂布の最期は、
「曹操・劉備軍の猛将相手に圧倒的な力を見せつつも、じわじわと追い込まれていった結果、一矢報いようと劉備へ方天画戟を投げたが、惜しくも当たらず討たれてしまう」
という、武人らしい壮絶な死に方でした。
シリーズによっては命乞いするパターンもありましたが、今作はあえて演義ではなく、無双の呂布らしさを優先させた解釈といった感じでかなり好きです!

陳宮も彼なりのやり方で筋を通す潔さがある上、一世一代の大勝負に負けた悔しさをストレートにぶつけてくるので、最期までどこか憎めない人物でした。
そして張遼は関羽からの助命もあり、処刑されずにそのまま曹操軍へ加入。
これでようやく魏の随行武将が全員揃いました。
よくよく考えると、張遼は全随行武将の中で一番加入が遅かったんですね。
敵として戦ってきただけでなく、絆イベントで主人公と会話する機会もあったので、あまり出番が遅いイメージがありませんでした。
ちなみに今作では、李典の叔父が呂布軍に討たれた事で、張遼と李典の間に因縁が生まれるくだりが丸々カットされています。
それどころか互いの存在についても一切触れようとしません。
本来2人が和解するはずの合肥の戦いまでストーリーが続かない以上、こういう扱いにするしかなかったのかもしれないですね。

何度でも言いますが、続編に期待します!
下邳侵攻戦
敵対した劉備を討つため、
曹操は下邳へ軍勢を差し向けた。
関羽を倒し、下邳城を制圧せよ。
(ゲーム内の説明より)
一時は共闘した劉備ですが、その後曹操暗殺計画に加担したという話もあり、すぐに敵対関係となってしまいます。
劉備と親しかった主人公も荀彧・郭嘉から探りを入れられますが、元々そこまで強く疑われていなかったのか、アッサリ疑惑が晴れました。

他勢力ならこれまで築いた信頼関係で納得しそうなところに、一応疑いを向けておくのは曹操軍らしいですね。
その後戦闘が始まり、下邳城を制圧すると、関羽は死を覚悟して抵抗を試みます。
しかし張遼から「義兄弟と交わした約束を破るつもりか」と不義を指摘された結果、条件付きで降伏に応じます。
かつて助命した相手から今度は助けられる展開は熱いのですが、この時の張遼の説得も関羽側の心にしっかり寄り添った内容になっていて好きでした。

その後徐晃も加えて3人で会話をしていたのですが、魏ルートでは珍しく見ていて爽やかな気持ちにさせられます。
そして過去作では、いつもこのあたりから夏侯惇が関羽を危険視し始めるのですが、今作の夏侯惇はそこまで関羽に執念を持っていなかったのが意外でした。
もちろん脅威に思ってはいるようですが、どちらかといえば曹操の関羽に対する、熱烈な入れ込み具合に呆れているようです。

「劉備が死ねば、関羽は自分の下へ来る」という発想をしている時点で、絶対相容れないだろうとは思っていましたが、案の定フラれてましたね。
白馬・延津の戦い
袁紹軍は圧倒的兵力で攻め来る。
だが曹操麾下の将に恐れはない。
顔良を討ち、白馬城を救援せよ。
(ゲーム内の説明より)
ここからついに袁紹との戦いが始まります。
郭嘉は曹操・袁紹の器の差を比較して袁紹の欠点を挙げていましたが、過去作と違い「乱世でなければ名君だったかもしれない」とフォローが入っていたのが意外でした。
これまでネタキャラ扱いされていた袁紹が本格的に救済されたようで嬉しいです。

ただこれはこれで、倒すのが惜しくなってきます。
そしてこの戦闘ではシリーズおなじみの顔良・文醜と一騎打ちをし、討ち取るに至りますが、袁紹軍の有利まで覆す事は出来ませんでした。
その上劉備の生存が報告された事で、関羽も去ってしまいます。
という事はここから関羽千里行が始まるのか?と思いきや、主人公は張遼と共に関羽を見送る側になったため、そのまま官渡の戦いへと続いていきました。

多分今頃、夏侯惇が猛スピードで関羽を追いかけているでしょう。
官渡の戦い
数の不利を覆す勝機を見出し、
曹操は袁紹との決戦に臨む。
袁紹を討ち、勝利せよ。
(ゲーム内の説明より)
戦闘前に、この戦いは「勝利の決め手に欠ける」と話していた郭嘉。
そこへタイミング良く、袁紹軍の許攸が情報を持って寝返ってきました。
どうやら今の袁紹はイエスマンな臣下しか重用せず、誠意を持って諫言する臣下は遠ざけて牢へ入れてしまうため、許攸のような離反者が出てしまっているようです。

主人公の前では良い一面ばかりだったのですが、人づてに聞いた話となると、急に欠点が目立ち始めました。
更に偵察から戻ってきた徐晃が兵糧に着目し、補給線の寸断を提案。
袁紹を倒すのは心情的に辛いものがあるものの、なんだか勝てそうな雰囲気になってきました!
とはいえ戦闘中はいきなり張郃の大軍団に攻撃されたり、鳥巣を襲撃すると甄姫が登場し襲いかかってきたりと、やはり簡単には勝たせてもらえません。

しかも事前に甄姫の絆イベントをやっていると、これが衝撃の再会になるので、気持ちをグチャグチャにされます。
しかし全ての試練を乗り越えた分、袁紹の大軍団へ突撃する瞬間は、非常にテンションが上がりました。
戦闘中ですが曹操と袁紹の掛け合いもガッツリ用意されているので、ドラマティックな展開が楽しめて滅茶苦茶良かったです!

過去作では割愛されがちだった曹操側から袁紹に対する感情も知る事が出来て、大満足なシナリオでした。
最後に
命を賭けた典韋の奮戦からの呂布軍・袁紹軍との決戦と、盛り上がるシーンがあまりにも多すぎる章でした。
このあたりは二章分かけてじっくりやって欲しい気持ちもありましたが、尺の都合上仕方ありませんね。

曹操軍はストーリーに入れたいレベルのエピソードが多すぎて、他ルートよりも大分駆け足になっている気がします。
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