この記事では「真・三國無双 ORIGINS 呉ルート真エンディング」のストーリー感想を書いていきます。
以降、ネタバレが含まれておりますので、閲覧の際はご注意ください。

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襄陽の戦い(真)
樊城を落とし、荊州の中枢へと軍を進めた孫堅軍。
この戦いで劉表を討ち、襄陽を取れば荊州は孫堅のものとなるはずだったが……。
呉ルートの真エンディング条件は2つ。
その内の1つが襄陽の戦いで孫堅を救出する事です。
通常ルートでは岩に圧し潰されて亡くなった孫堅ですが、黄蓋が孫堅と合流するよりも先に、主人公が孫堅と合流すると救出成功となるようです。

今度こそ助けます!
しかし救出の道中、黄蓋側にもう1人の黄蓋(幻影)が現れて妨害をしてきたのと同じく、主人公側にも張角らしき人物の幻影が現れ、妨害してきます。
この幻影張角なのですが、他の敵と比較にならないレベルでとにかく硬い!
「1周目では絶対クリアさせない」という強い意思を感じます。
しかもこれは黄蓋と孫堅が合流したら即アウトという、実質時間制限付きの条件。
ただ倒すだけでなく、黄蓋よりも先に孫堅の元へ移動する分の時間も必要となるため、初見で達成するのはほぼ不可能そうです。

よりによってこの時の黄蓋は強めに設定されているのか、必ず早々に幻影を突破してくるので、こちらに余裕がありません。
それでも何とか幻影を突破し、孫堅の元へ駆けつけると、孫堅が岩に圧し潰される寸前のところで主人公が救出に成功します。
途中までムービーが通常ルートと一緒だったので、本当に助かるのか最後までハラハラさせられました。

結局あの幻影は何だったのでしょうか。
白鸞の仕業かと思いましたが、この時彼は主人公の存在にすら気づいていなさそうなので、断定が難しいです。
しかし孫堅の救援に全力を出していたせいで、気づくとここまでずっと放置していた孫策達がボロボロになっていました。
このまま孫策がやられると敗北になるため、すべて振り出しに戻るのでは……と一瞬ハラハラさせられましたが、主人公は黄蓋と共に孫堅を連れて撤退するよう命じられるため、条件達成と共に戦闘勝利判定となりました。

助かった……。
そして戦闘後、黄蓋は孫堅から「引退する事にしたので、孫文台は玉璽と共に死んだと伝えて欲しい」と命じられます。
無理難題にも程がある命令なのですが、このまま孫堅君主ルートを追加すると「それなら孫策君主ルートも!」「じゃあ魏蜀も追加ルートがないと不公平だ!」と言いたくなるので仕方ありません。

ここから孫堅は終盤まで出番がなくなり、通常ルートと同じ展開になります。
呉郡鎮圧戦(真)
山越の蜂起を機に呉郡各地で孫策への反乱が起きた。
主軍を孫権に任せ、後ろに下がっていた孫策だったが……。
呉ルートの真エンディング条件2は勿論、孫策の救出です。
制限時間内に隠れている白鸞を見つけ出し、撃破すれば条件達成です。

やたらストーリーで乱立した死亡フラグをへし折ります!
しかしこの条件、孫堅救出よりもはるかに難しく感じました。
白鸞が強すぎるのは勿論なのですが、それ以上に味方の孫権軍が弱く設定されているので、すぐ敗走します。
特に孫権がやられると戦闘敗北になるにも関わらず、自ら敵へ突撃して負けにいくので、滅茶苦茶困りました。

もうちょっと強く設定して欲しかった……!
しかし制限時間内に白鸞を撃破しなければ救出失敗となるため、孫権を守り続ける訳にもいきません。
先に孫権を狙う敵を速攻で追い払ったり、アイテムを使用して無理やりクリアしましたが、気づいたら味方は孫権と随行武将以外、ほとんど全員敗走していた気がします。
今思えば随行武将も連れていかず、味方サイドに行ってもらった方が戦闘が楽になっていたかもしれませんね。

戦法などで対策を取らなければいけないので、ゴリ押しが効きません!
しかし救出に成功しても、孫策が行方不明となり、瀕死状態に陥る展開までは変えられませんでした。
本当に通常ルートそのままの展開なので、実は救出に失敗していたんじゃないかと焦りましたが、最後の最後で主人公が孫策救出に間に合います。
しかしあまりの重傷だったため、元化から強制的にドクターストップがかけられました。
以降は孫堅と同じく、死んだふりをする事になります。

生存を知った上で、孫策を失った孫権達の反応を見てると「やっぱ死んだふりまではやりすぎじゃないかな……」と微妙な気持ちにさせられました。
通常ルートから何が変化した?
孫堅・孫策の救出に成功しても、結局表向きは死亡した事になってしまうため、大筋のストーリーは変化しません。
しかし孫権が曹操の降伏勧告を拒否し、戦う意思を示したところから展開が変化します。
孫権と和解して以降、通常ルートでは大きな行動を起こさなくなった白鸞がまさかの復活。
「これ以上、曹操の暴虐を看過する事は出来ない。孫権が戦うのなら手を貸す」とまさかの共闘展開になりました。

これまで白鸞には「孫策より曹操の方が脅威なのに、何故こちらばかりを狙うんだ!」と理不尽に思っていましたが、普通に曹操もアウトだったようです。
白鸞は赤壁の戦いの最中、実質曹操の支配下にある帝を強奪し、孫権の元で保護させようと画策していました。
そのために孫権側の指揮官を誰か紹介して欲しいと言います。
これを引き受けた主人公は、かつて白鸞が再起不能に追い込んだ孫策と孫堅を紹介しました。
太平の要、色んな意味であまりにもやりたい放題です。
しかもここで白鸞が孫堅・孫策に対し「お前たちを死に追いやったも同然」と言ったのを見るに、孫堅も白鸞絡みでやられた可能性まで出てきました。
しかし孫堅と孫策はあくまで帝を救うため、そして家族である孫権のためにと、この依頼を承諾してくれます。

なお肝心の孫権には一切何も明かさず、勝手に孫権の名の下、帝を連れて行く事になります。それで良いのか。
真エンディング
その後、主人公は白鸞達と別行動になるため、ラストステージである赤壁の戦いクリアまでは通常ルートと同じ展開になります。
しかし勝利後、主人公が「実は隠し事があって……」とここでようやく孫権にすべての真相を明かしました。

さすがに孫権達はブチギレても良いと思います。
その後、孫堅と孫策が帝の救出に成功。
父兄の生存を知った孫権は「これで自分の役目は終わった」と安堵しますが、2人はこのまま帝の保護に専念し、国を孫権に委ねると言います。
臣下達も満場一致で孫権こそが君主と認めました。
さすがにここまで何も知らせてもらえないまま重責に耐え、結果を出してきた孫権から君主の座を取り上げるのはあまりにも鬼畜すぎるので、納得の終わり方です。
最後に
孫堅・孫策を生存させる事で通常ルートから何が変わるのかまったく予想がつきませんでしたが、思わぬ形で孫呉が台頭する結果となりました。
また通常ルートでは孫策の仇だった白鸞を、真ルートで孫策達と連携させ、孫呉を最も天下に近づける一手を打たせたのはヘイト管理が上手いと感じました。

今思えば、白鸞が最も活躍したルートでもあります。
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